クリスマスが終わり、街はすっかり年末の雰囲気になりましたね。
水族館もクリスマスの夜に、年始に向けて新たな展示替えを行っています。
もちろん干支にちなんだ生物を展示。
最近盛んにテレビに登場する、いわゆるタツノオトシゴも展示。
それだけではありません。
定置網の船頭さんから「このところマンボウが毎日入っているから、
正月用にとりに来たら？」という有難いお言葉！
２８日に乗船して運び込んでいます。
どうです、他の水族館ではなかなかない感じでペリー号の大水槽内を泳いでいます。
既にダイバーからも餌を食べているんですよ。
年末年始に来館予定の方は必見ですよ！（HA34浅川）
水族館の魚類収集は大きく３通りあります。
①専門業者からの購入、②漁業者からの購入や譲り受け、③採集。
毎日ってわけではありませんけど、①～③のうちのどれかで魚が入って来ます。
今回は②漁業者からでした。
「魚が獲れたんで取りに来い」という電話をもらって直ちに出動！って感じですかね。
魚は「ヒメ」と「ムロアジ」。 ムロアジはなかなか展示されている姿を見ませんから、
状態が良ければ是非展示したいな。と、思います。（HA34浅川）
今回は休館中に行われた水槽のメンテナンスの様子。
生物を出して、水抜いて、岩や砂を運びだして大掃除＆アクリル磨き。
ここまでのメンテナンスは普段なかなかやりづらい。
で、出来上がりはこんな感じ。 キレイになりました。
砂場に面した小磯といったところでしょうかね。
近くもっと魚が入りますから、面白い水槽になるはずですよ。（HA34浅川）
２３日は、なんだか雪でも降って来そうな冬らしい雲が広がっていました。
このクリスマスは一段と寒いようですね。
冬になっても半袖で仕事をこなす熱血飼育員もたまらずジャンバーを着ました（笑）。
（HA34浅川）
今月も定置網乗船採集に出掛けています。
先日、飼育員２名で向かったのですが、東の風が強く波も高かった。
見事に船酔いしたそうです
写真も何枚か撮って来ましたが、すべてピンボケ
。
あらかじめ何か知っていないと判らないものばかり。
よほど揺れていたのでしょう。その事がよ～くわかる写真ですね。（HA34浅川）
まずは写真を見て下さい。
先日お亡くなりになられたハナオコゼなんですが、その口にはネコザメの仔が・・・。
捕食魚って口に入る大きさの魚ならばパク！っとやっちゃうものなんです。
たとえその魚が自分の体の半分・・・いや、それ以上あっても。
こののみ込まれたネコザメだってハナオコゼとほぼ同サイズですよ
で、飲み込め切れなかった時は吐き出すんですが、今回はそうはいかなかった（汗）。
ネコザメの背ビレにある太く大きなトゲが引っかかったようで・・・。
２匹ともお亡くなりになられました（
）。お互いまさかの展開だったんでしょうね。
魚ってやつは・・・と、思う出来事でした。（HA34浅川）
先日の道具のテストです。
予備水槽にて飼育中のネコザメでテスト。
どうやら思いどおりに行ったようですよ。
本番は９日。上手くいくと良いです。（HA34浅川）
写真は何を作っているところでしょうか？
答えはサメをすくいあげるための道具です。
飼育員が使う道具は様々。なので市販品ではまかない切れません。
というわけで用途に合わせ、あれこれ考えながら作成。
ときには全くの失敗！な～んてこともあるのですが、やってみなきゃ判らない！
さて、これは成功？失敗？近日使用予定だそうです。(HA34浅川）
写真の魚、本日採集されたアミメハギ。
採集者は本日休暇中の魚類担当。「小磯に行ったら、かなりいたので獲ってきました。」と。
実はこのアミメハギ、当館では展示予定がない魚。
ですが、遠くの水族館から「欲しいので・・・」と頼まれていた魚種。
休暇中なのに、目に入ったら何とかしたくなっちゃう。性ですかねえ・・・。
まあ、飼育員は基本こんな感じです（笑）。（HA34浅川）
本日、今月は最後となる定置網乗船採集に行ってきました。
今回は、どんな感じで魚たちが運ばれるのか、飼育員の
仕事ぶりをちょっとご紹介します。
今回は出港ＡＭ４：３０。なのでＡＭ４：００には漁港
に着いておきたい。ということは、水族館出発はＡＭ３：００
となります。
前日のうちにタンクなどの道具をトラックへ積み込みますが、
今回は水温の変化を嫌って出発前にタンクへ海水を入れます。
さすがにこの時間は真っ暗。
準備ができていざ出発！大量の水が積まれたトラックは安全運転で
走行。到着後、漁師さんたちに挨拶を済ませ、タモ網やタルを船に
積み込みます。今回は採集の様子はなしですが、今回は
クロホシイシモチ約２３０匹の他、水揚げされないような魚を
いくつか獲らせて頂きました。
私たちにとっては大漁状態ですが、持ち帰るまで死んでしまわないよう
ここからが大変。港に着くと水の入ったタルを持って走ります！
そしてタンクへ入れます。で、また走る！
これが終わると輸送に向けて酸素量を調節しながら魚の状態を見ます。
良いようならば出発！水族館へ着くと今度は水槽への搬入です。
ネコザメは写真のように手づかみで運ばれていきましたが、普通の魚たちは
大事にバケツへ入れられ、予備水槽に入れられます。
今回搬入先となった水槽とその魚たち。
いっぺんにこれだけのクロホシイシモチを集められたのは
定置網乗船採集が無ければムリ。
早速この数を使った展示を魚類担当者が考えているみたいです。
展示にはもうちょっとの時間が必要ですが、展示されればここで
ご報告しましょう。（HA34浅川）