時々、調教をしていると見ていたお客さんの中から「かわいそう」と言う声が
聞こえることがありますが、プロとして自信をもって言えます。
調教は飼育されている動物にとっても、とても良いことだと。
調教中はトレーナーも動物もあれこれ考えて行動しており、
クイズの出し合いっこをしているような感じで、適度な刺激があります。
また、運動不足やストレスの解消にもつながり、人に慣れます。
人に慣れれば病気や怪我のときの治療がしやすくなり、どれもとっても
大事な事で、素敵な事ではないでしょうか。
事実、保護したハナゴンドウ。現在は実験の都合上、基本的なことしか
行っていませんが、それでも調教を行うことで動きも食欲も格段に良いんですね。
給餌のみだとだらだらと食べて、ふらふら離れたりするのに、
機敏にかつパクパクと食いつきも良く「へ~」と、あらためて感じました。
でも、トレーナーしだいってとこはありますので嫌われないようにしなくっちゃ。
(H,A34浅川)