今年もワカメが生えてきました。
入り江内の岩場に限らず、ショーステージやペリー号、係留ロープやチェーン。
生簀の網に茂る様は、まるで養殖場。写真はタイヤに生えてきたワカメです。
去年はいつもの年に比べ少なかったけど、今年はどうでしょう？期待しちゃいます（笑）。
根っこのところの固まりの部分。芽かぶっていいます。粘り気が強く、茹でて千切りにして
ご飯にぶっかけて食べるとおいしいし、栄養も満点！体にも良いらしいです。
でも、イルカ達には食べて欲しくない。
なぜかというと、イルカには海藻などを消化する酵素が極端に少ないらしく、
胃に入った海藻を消化することは出来ません。
「おーい、君らには食べられん物ですよ」と伝えられたらいいんですけどねえ・・・。
（H、A34）・・・浅川です。
現在、日本ペットアニマル専門学校の実習生が来ています。（ガンバッテイマス！！）
やはりというか、水族館への就職を目指して頑張っているそうです。
今では、密かに人気の職業になっているこの仕事なのですが、現実は厳しいです。
でも、専門学校の生徒さんは、実習として体験できるのは非常に有利ですよね。
だって、この実習期間でお互いの評価できます。「今度の実習生っていい感じじゃない？」
「この水族館って私に合ってるかも！」ってことになれば、こちらから声をかけたり、
学校から紹介してもらえる可能性がありますから。最高の就職活動と言えるんじゃ
ないでしょうか？
しか～し、実際は「なかなか求める人材に巡り逢えない」(泣)。
実習って凄いチャンスなのにな～って。そのことわかってんのかな～？って。
夢は自分からつかみましょう！具体的に！積極的に！
ちなみに私は高卒。休みにはアルバイトに来て猛アピール！の日々でした。（H、A34）
兵庫県赤穂市坂越の「海の駅」からやって来たバンドウイルカ「ポポ」と「モモ」の
トレーニングが本格的に始まっています。
今回トレーニングを担当しているのは、若くて経験の少ないトレーナーです。
トレーニングの理論を勉強してはいても、実際やるのとは大違いで苦戦気味。
私が飼育員になったばかりの頃、盛んに「飼育係りは飼育屋にならないと・・・」
てなことを言われました。「勤め人じゃなく職人になりなさいよ」ってことなんでしょうね。
職人になる為には何よりも実践が大切！「ポポ」と「モモ」を先生に頑張っています。
時間は決まっているわけではありませんが、そんな様子を10:10頃、13:40頃、16:00過ぎ
に、桟橋から間近に見ることができますし、遠いですけどWebカメラでも見ることが
できます。（H、A34）
オキゴンドウの「ジャンボ」は、2006年12月19日までの 36年間(13153日間）世界最長飼育
記録を大きく伸ばし永眠しました。 2月3日現在でも、慰霊碑には沢山のお花が手向けら
れています。 お花は「ジャンボ」が永眠したことで手向けられたものです。
今でも「ジャンボ」が大好きだったと言うお客様や、OBからお花が届きます。
以前まではこんなにも沢山のお花が手向けられたことはありません。 命はどれも大切な
のですが、あらためて「ジャンボ」という存在を とても大きく感じ、 元気だった姿が今でも
思い出されます。 入り江のリーダー役をつとめ、私たちに沢山の感動やときめきをくれた
「ジャンボ」。 心からありがとう。 PS：お花を手向けていただいたお客様へこの場をかりて
お礼申し上げます。 本当にありがとうございました。（T.I）
入り江のショ－などで使用している手漕ぎボート「くじら号」の補修をかねた
リペイントが終了。遠くから見れば新品のよう(笑)。
今年の夏頃は、ちびっ子たちにも乗るチャンスをつくろうかと考えています。 乞うご期待！
ちなみに、なんで「イルカ号」にしなかったのかって言うと、 下田って以外に鯨に縁のある
町だから。 下田は開国の地。黒船がやって来た場所だってことは教科書なんかでも 習い
ますよね。で、なぜ下田だったのかって知っていますか？ 下田港はその形状から良い港
とされ、黒船を受け入れることが可能で、 江戸からの距離もちょうど良かったということが
その理由だと小学校の頃、 授業で習った記憶がありますが・・・。 本当の理由を知ったの
は飼育スタッフになってからでした。 その理由はズバリ捕鯨だったんです。なぜ教科書で
そのことにふれなかった のかな～？当時、最大の捕鯨国はアメリカでした。自国近海で
鯨が捕れなくなってくると、遠くまで捕鯨に出かける必要が 出てきたわけです。日本の近
海には多くの鯨が生息しています。 しかも下田沖にはマッコウクジラなどがいます。 その
鯨を捕るためと、水や食料を補給する必要がでたので、幕府に開国を せまったそうで
す。鯨によって鎖国は解かれたってことになるのでしょうかね。
やっぱり日本と鯨って縁深いな～なんて思いませんか？（H,A34）
ただ今、入り江で飼育中のバンドウイルカ「サスケ」が、トレーナーのサインで
海中のゴミを拾ってきてトレーナーに渡してくれます。
拾ってくるゴミはビニール、プラスチック類を始め、枯葉、流木、
海藻。つい先日はナマコまで拾ってきました。
「拾ってきなさい」のサインでゴミを探しに行きますが、
「もうゴミなんてありませんよ！！」と言わんばかりの
様子で帰ってきたり、無理やり生えている海藻をちぎって来たりと、
彼なりに色々考えているようです。（H,A34）
