久々に自然の入り江を利用した下田海中水族館らしい
出来事がありましたので紹介します。
下田海中水族館は自然の入り江を仕切った18000㎡
の広い海でイルカを飼育しています。自然の海そのものです。
なので、ここには様々な魚も暮らしていて、よく「あの魚
たちはイルカに食べられないの?」と聞かれます。
時間のあるお客様にはぜひみてほしいのですが、小さなボラ
などの群れを高速で泳ぐながらパクパクと食べている姿が観察できます。
飼育管理をする側としてはあまり好ましいことではないのですが・・・。
その狩りの様子はとってもおもしろいですよ。特に数頭で魚を
追い詰めるような時はまさに「野生」です。
まあ、小さなボラくらいならいいのですけど・・・何かしらの魚の
群れが入り込んだりすると、もう大変。イルカ達は興奮しっぱなしで
ショーどころではなくなります(汗)。
魚の群れでなくても大きな魚を誰かが捕まえると、その獲物の
争奪戦が始まっちゃって、これまたショーどころではなくなっちゃう(泣)。
大きな魚の場合、食べちゃうことはないようですけどね。
以前その争奪戦で「オモチャ」にされた魚は5キロもあるヒラメだったり、
大きなマゴチだったりトビウオだったりと・・・あ、1回イセエビっての
もありました。
で、今回久々の大きな「オモチャ」です(笑)。それがコレ。
83センチもあるブリ!このブリが入り江に迷い込んだのか、死んで
流れてきたのかは判りませんが新鮮な状態でしたよ。
ただ、散々遊ばれたのかくたびれてはいましたけど・・・。(H,A34浅川)