皆さんこんにちは。
今回はウバザメの解剖ですよ~!!(^o^)/
先日お伝えした通り、近海にて巨大なウバザメが捕獲されました。
今日はその解剖の様子についてご報告致します!!
まずはその大きさ!体長6.1mの迫力をご覧下さい!!
これでもまだまだ小さい方なんですよ(^_^;)
隣に寝ている飼育員の身長は約1.7mです。
大人一人がすっぽりと入ってしまうほどの大きさです。
餌の食べ方にも特徴があります。
小さな動物プランクトンをこの鰓耙(さいは)と呼ばれる
クシ状の器官を使い、濾しとるようにして食べます。(写真①)
そのため歯はとても小さく、普段の生活にはあまり使っていないものと
考えられています。(写真②)
さて、ここからは内蔵系になります!苦手な方はお気をつけ下さい<(_ _)>
まずは肝臓です!!
この大きな肝臓、以前は肝油の原料として利用されていました。
浮き袋を持たないサメの仲間は、この肝臓に脂肪を蓄える事により
浮力調節をしているのです。
次に胃の中身です。先ほどもお話ししましたが、餌はプランクトンなので、
胃を切り開いてみると、食べたプランクトンがたくさん詰まっているわけです。
この臭いが、エビの様な、釣りのコマセあみの様な何とも言えない香ばしい
臭いがするのです(^_^;)あっ!お食事中の方には失礼しましたm(_ _)m
そんな胃の内容物を調べていたところ、こんなモノも入っていました。
心ない人が捨てたゴミは、私たちの知らないところで多くの生き物を
苦しめ、傷つけているのです。(>_<)
みなさんも海などに行ったときには、このような現実を思い出してみてください。
そうすれば、海を汚す人も少なくなるのではないでしょうか?
これからは私たちの手でこの自然を守っていきたいですね(^_^) -藤井-