先日、「テレビでどっかの水族館が電気料金の値上げは死活問題だって
言ってましたが、やっぱそうかね?」と声をかけられました。
水族館は水を温めるためのヒーターや、逆に冷やすためのクーラー、そして
海水を汲み上げたり濾過器へ水を送る為のポンプが沢山あって、24時間
絶え間なく動いています。その電気使用量は当然多くて、月額の電気料
金を初めて知った時は本当に驚きました。ですから死活問題といっていい
ほど厳しいものです。おそらく規模が大きくなるほど厳しいのではないでしょうか。
電気料金の基本料金が、どのように決定されるかというと、1年間の使用量を
30分ごとに分割した中で、最大使用量(最大需要電力)を基準にして決定
されています。そして、契約電力が決定すると、1年間は適用されるので、
使用量がいくら減っても減額されません。
ですから、最大使用量(最大需要電力)を下げることは大変重要な事となります。
当然そのための努力は行われていて、節電はもちろん、電力消費の高い時間帯
や季節には発電機を導入したりと・・・。
で、各水槽の照明も急ピッチでLEDへの変更を検討し、進めています。
しかし、LEDに変更したばっかりに生物の見栄えが悪くなっては本末転倒となって
しまうので、業者からテスト品をとり寄せてはテストが繰り返されています。LEDは
高価ですが、やらなければならない状況ですね。
過去これほど電気使用量を気にした事はなかったので、見方を変えれば良い機会
なのかもしれません。それとココだけの話、LEDに変えた方が数段見栄えの良くなる
水槽も発見。今後の魚類水槽も注目ですよ。(HA34浅川)