本日、今月は最後となる定置網乗船採集に行ってきました。
今回は、どんな感じで魚たちが運ばれるのか、飼育員の
仕事ぶりをちょっとご紹介します。
今回は出港AM4:30。なのでAM4:00には漁港
に着いておきたい。ということは、水族館出発はAM3:00
となります。
前日のうちにタンクなどの道具をトラックへ積み込みますが、
今回は水温の変化を嫌って出発前にタンクへ海水を入れます。
さすがにこの時間は真っ暗。
準備ができていざ出発!大量の水が積まれたトラックは安全運転で
走行。到着後、漁師さんたちに挨拶を済ませ、タモ網やタルを船に
積み込みます。今回は採集の様子はなしですが、今回は
クロホシイシモチ約230匹の他、水揚げされないような魚を
いくつか獲らせて頂きました。
私たちにとっては大漁状態ですが、持ち帰るまで死んでしまわないよう
ここからが大変。港に着くと水の入ったタルを持って走ります!
そしてタンクへ入れます。で、また走る!
これが終わると輸送に向けて酸素量を調節しながら魚の状態を見ます。
良いようならば出発!水族館へ着くと今度は水槽への搬入です。
ネコザメは写真のように手づかみで運ばれていきましたが、普通の魚たちは
大事にバケツへ入れられ、予備水槽に入れられます。
今回搬入先となった水槽とその魚たち。
いっぺんにこれだけのクロホシイシモチを集められたのは
定置網乗船採集が無ければムリ。
早速この数を使った展示を魚類担当者が考えているみたいです。
展示にはもうちょっとの時間が必要ですが、展示されればここで
ご報告しましょう。(HA34浅川)