ペリー号の大水槽で飼育しているホシエイに
恋の季節が到来しました。
聞こえは良いのですが、ホシエイの恋は激
しく痛々しいものです。
ホシエイは恋の季節が到来すると、頻繁に
オスがメスを追いかけるようになります。
そしていよいよ交尾の瞬間になると、オスが
メスのヒレに咬みついて体を固定するのです。
その咬む力はかなり強く、ちょっとやそっとでは
決して離れません。
そのためメスのヒレには、かなりの傷が
出来てしまいます。この行動は、先月末から
見られ今では徐々に収まりつつあります。
激しく傷ついてしまっているため心配される
お客様も多いかと思いますが、
ホシエイの回復力は強く、いつの間にか
治ってしまいますのでご安心を…
ちなみにホシエイのメスは、当館で生まれた
個体で、繁殖が上手くいき、いつか皆さんに三世を
ご紹介できるように日々の観察や努力を重ねたいと
思います。楽しみにしていて下さいね！（都築）
本日は、サメの子どもについて良い報告と残念な報告があります。
まずは良い報告から。
６月５日と８日にドチザメの子どもが３匹、
６月８日と２２日に
オオセの子どもが２匹生まれました。
ドチザメについては、ほぼ毎年出産しているので見慣れているの
ですが、オオセについてはかなり久し振りだったのでちょっと
テンションが上がりました。
どちらも、親をそのまま小さくしたミニチュアサイズでとても
可愛らしいです。 ちなみに大きさは…ドチザメ、オオセ共に
約２１㎝でした。（大人はドチザメが約１２０㎝、オオセは約１００㎝）
すでにエサを食べていますが、もう少し様子を見て展示が出来たらと
考えています。楽しみにしていて下さい。
次に残念な報告ですが…
６月２７日の午後１３時頃、先日産まれたノコギリザメの赤ちゃんが
死んでしまいました。
餌をなかなか食べなくなっていたので心配していたのですが、
悪い予感があたってしまいました。
死んでしまったのは残念ですが、この経験を無駄にしないように
飼育経過等を振り返り検討し、次につなげていけるよう努力して
いきたいと思います。(都築)
先日、報告しました５月３１日に産まれたノコギリザメの
赤ちゃんに６月１日から餌を与え始めました。
餌は、釣りの餌でよく使われているオキアミを与えています。
そのままだと大きすぎて赤ちゃんが餌を食べれないので食べ
やすいように頭と尾っぽの部分をとって、私たちが水槽に潜
り給餌棒に刺して口元までもっててあげました。
最初は、私たちも上手にあげることができず、毎日食べそう
で食べてくれない赤ちゃんに根気強く粘った結果、ようやく
６月６日に初めて餌を食べてくれました!!
その瞬間は、嬉しさと興奮のあまり水槽の前で見ていたお客
様に「食べましたよ！」とオッケイサインまで出してしまい
ました(^^)/
まだ安心はできませんが赤ちゃんがすくすくと成長していけ
るように、これからも大切に育てていきたいと思います。
ぜひ、みなさんも赤ちゃんの成長を見に水族館に遊びに来て
下さい♪お待ちしております(^_^)雪
もう知っている方も多いかと思いますが、5月31日ノコギリザメが
子どもを産みました。ノコギリザメの飼育は比較的難しいため、更
に子どもが無事に産まれてくることは大変珍しいことです。我々
飼育員も見つけた時にはかなり興奮しました。親は、4月17日に
川奈の定置網から搬入したノコギリザメです。水族館に搬入された
時には、すでにお腹に子どもがいた事になるのですが、スリムだっ
たため全く気付きませんでした。今のところ出産されたのは１個体
だけですが、間隔をあけて12個体も子どもを産んだ例もあるため期
待大です。ノコギリザメのノコギリですが、どのようなイメージが
ありますか？
私たちが使うノコギリのようにギザギザした刃はなく、刃の代わりに
鋭いトゲが何本も付いていています。しかし、一つ疑問が湧いてきます。
そんな危険なノコギリがあっては、母親の体を傷つけてしまうのでは
ないでしょうか？ 答えは、子どもを見てみると一目瞭然です。
産まれたばかりの子どもは、ノコギリのトゲが全て綺麗に折りたたま
れているのです。母親の体を傷つけないような工夫があったのです。
現在はと言うと、だいぶトゲが開いてきています。なかなか見ることが
出来る姿ではないので、是非皆さん今の内に… （都築）
前回紹介したメバルの赤ちゃんですが、全て死んでしまいました。
成長していく姿は日々観察できたのですが、エサや水質の管理が
難しく成魚になるまで飼育することが出来ませんでした。
遅くなりましたが、ここでメバルの赤ちゃんのイラストを
紹介したいと思います。これが、ふ化してすぐの形です。
メバルの場合卵胎生で親の体の中でふ化します。すでに卵黄は
吸収されており眼や口がしっかりしていて、すぐに餌を食べられる状態です。
ふ化した日から、ブラインシュリンプを与えていき、顕微鏡で胃を観察しました。
最初は食べているのを確認出来ませんでしたが、数日後に胃の中に
ブラインシュリンプが確認出来ました。
そして、ふ化してから１７日たつと、尾ビレなども少しずつ出来てきているのが分かります。
この頃になると、だいぶ皆さんのよく知る魚の形へと変わってきているのが
分かるかと思います。ですが今回は、ここまでしか成長を見ることが
出来ませんでした・・・
次回またチャンスがあれば、皆様にこの先の成長過程を見せることが
出来るよう頑張りたいです。
（佐々木）
先日、ペリー号の大水槽内でこんな物が落ちていました。
皆さん何か分かりますか？
実はこれ、エイの棘（トゲ）です。エイの仲間には、
身を守るため尻尾の付け根に鋭い棘を持つ種類がいます。
ペリー号の大水槽では、ホシエイやアカエイ、トビエイ、
ヒラタエイが持っています。
今回、回収されたのは10㎝程の棘です。よく観察すると
針の両側には返しが付いており、一度刺さるとなかなか
抜けない構造になっています。あくまでも護身用のため、
こちらからよほどの危害を加えなければ安心ですが、
この棘に刺されて命を無くした例もあるため、
海でエイに出会っても決して手は出さない様に…ご注意を…!!
（ツヅキ）
２月１日よりバレンタイン展示を開始してます！
「バレンタイン＝恋人」というイメージから、小さなパネル水槽で
ペアの海の生物を展示しています。今はまだ準備中ですが、
水槽の横にある表示板には、そのペアのベストショットを
掲示しようと思っています。各水槽様々な生物を展示し、
写真が撮れ次第、どんどん掲示していきますので、是非
見に来て下さい！（翔太） 
寒い日が続いていますが、みなさんお元気ですか？
今日からシーパレスにて「海のサクラ展」を開始します(^^)/
下田の周辺では、河津町の「河津桜まつり」や南伊豆町の
「みなみの桜と菜の花まつり」の河津桜が早咲きの桜として
知られ、２月の上旬から開花を始めます。
ということで、水族館では「海の中に咲く桜」と題し、
サクラダイを展示してます♪ サクラダイのオスの体には、
桜の花びらを思わせる白い模様があり、とてもきれいな魚です。
みなさんも、ぜひ「河津桜まつり」「みなみの桜と菜の花まつり」
そして、下田海中水族館の「海のサクラ展」を見に来て下さいね。
お待ちしております。（竹中）
みなさん！新年あけましておめでとうございます(^^)/
２００９年を迎えましたが、みなさんは初詣に行かれましたか？
実は…水族館のシーパレスでも縁起がよく、とても可愛い
イシガキフグというフグの展示を少し前から始めました。
フグは、昔は「フク」という発音で濁らずに呼んでおり、
「福」や「富久」に通じるよい響きのため、縁起がよいとされています。
そんなフグの仲間であるイシガキフグですが、とても目が大きく
愛くるしい顔（私にとっては…）をしています。
エサの時には特に、口から水を吹き出しねだるような仕草に
思わず笑みがこぼれてしまいます。
みなさんも、ぜひ可愛いイシガキフグに会ってみませんか？
もしかすると…何か良いことが起こるかもしれないですね♪
（竹中雪）
