今年も後、今日12月31日で終わりとなります。
皆さんは、いかがお過ごしでしょうか？
水族館も、12月26日からすっかりクリスマスモードから
お正月モードへと移行しています。
お正月展示ですが、HPをご覧になった方は、もう知っていると思いますが、
今年の展示生物は、シロネコザメとイセエビです。イセエビは縁起物なので
お正月に展示するのは分かると思いますが、
「シロネコザメは？」と思うかもしれません。でもちゃんと関係があるのです。
シロネコザメとは、実は世にも珍しいネコザメの白化個体なのです。
シロヘビをイメージしてもらうと縁起がいいことが分かると思います。
それだけではなく、実は干支にも関係があるのです。あまりここで話してしまうと、
来館したときの楽しみが無くなってしまうといけないので話はここまで…
でも来館できない方のためにヒントを →→→ ネコザメの英名に
関係があります。（気になる方は調べてみてくださいね！）
それでは、来年もよろしくお願いいたします。よいお年を･･･（都築）
12月27日に、HPで募集をした「ウミガメお掃除体験」を実施いたしました。
今回参加されたのは、東京都在住の羽田野さん一家三名です。
プログラムとしては、「ウミガメの餌作り」「ウミガメの給餌」
「ウミガメの掃除」と盛りだくさんです。
風が少し強かったのですが、天候に恵まれ快晴の中で行うことが出来ました。
「ウミガメの餌作り」「ウミガメ給餌」とスムーズにプログラムは進み･･･
器用なためスムーズ過ぎるぐらいで、時間調整のため、サメの給餌体験まで
してもらうほどでした。
そして、本日のメインでもあるウミガメお掃除体験です。下田海中水族館で
飼育しているウミガメは、アオウミガメとアカウミガメですが、背中に
コケが生えるため、コケ取り掃除をしてもらいました。
実はこのコケ、なかなかの頑固者で、デッキブラシでゴシゴシやっても
なかなか歯が立たないのです。そこで水族館の秘密兵器？
プラ板（プラスチックの板）の登場です。ウミカメの甲羅よりも
やわらかい素材の為、甲羅を傷つけつことなくきれいにする事が出来るのです。
しかし、これが意外と重労働なのですが、羽田野さんたちの協力のおかげで、
ウミガメ達はきれいになりました。これで新年を無事に迎えることが出来ます。
体験が終わり、きれいになったウミガメと楽しかったと話してくれた
羽田野さんたちを見ると、本当にやってよかったなと思います。
ありがとうございました。
これからも、皆さんに楽しんでもらえる、いろいろなプログラムを
考えて生きたいと思いますのでよろしくお願いします。（都築）
報告が遅くなりましたが、１０月３０・３１日にアクアドームペリー号大水槽にて
ウチワザメの赤ちゃんが産まれました(^^)
実は、赤ちゃんが産まれる３日前にバックヤードにいたウチワザメのメスが
アクアドームペリー号へ引っ越しをしていたのですが、そのメスのお腹が大きく、
子どもがいるのではないかと怪しいと思っていたのですが…どうやらそのメスが
出産をしたようです(^^)/
ウチワザメは成長すると６０ｃｍぐらいになりますが、産まれたばかりの赤ちゃんは
１３～１５ｃｍぐらいで、とても可愛いです。
最初は、オキアミを給餌棒につけてあげようとしても逃げてしまい食べてくれませんでした。
しかし、最近少しずつですが、ようやく食べてくれるようになり、ほっと一安心です。
まだバックヤードで飼育をしていますが順調に成長してくれると
展示水槽へ移動できると思いますので、みなさんも楽しみに待ってて下さいね♪（竹中 雪）
以前ブログに書きましたスズキのルアーフィッシング。飽きずに続けています。
というかますます深みにはまっている感じです（笑）。
釣果を上げるには相手を知らなくてはならない！というわけでスズキについて、
その生態を調べようとしましたが・・・。意外にもわからない事だらけ。
「～といわれているが本当のところはわかっていない」という表現が多い。
産卵場所すらどこなのかが「おそらく」程度。なぜでしょう。
たぶん食卓のおかずとしてサバやアジ、マグロのようにおなじみの魚では
ないからなんでしょうね。またはかわった魚でないからでしょうか。
食料としての重要性が高い魚に関しては結構調べられているものです。
スズキはそこまで食卓に重要な魚ではないってことですかね？そんな気はしますが。
とは言え、わかっている範囲のことは調べ上げ、仮説をもとに実行、
確実に釣果は伸びました。動物を調教するときだってその動物を
知らなきゃ話にならないのと同じ！
そして今期ベストの74センチ３．４キロをゲット！場所は川の中流域といえる場所。
これも調べた結果です。うれし～。（H,A34浅川）
９月２７日、一般の方から変な生き物が採れたから水族館にあげるよと、
変わった生き物をいただきました。その生き物ですが、本当に変わった生き物で、
私たち飼育員も初めて見る生き物でした。
第一印象は、トビウオの赤ちゃんに形が似ていると思いましたが、
どうやら魚ではない様子でした。次に、鮮やかな色彩や、ナメクジのような
ツルンとした体つきから、ウミウシではないかと思い、調べてみると…
ウミウシの仲間の『アオミノウミウシ』だと言うことが分かりました。
アオミノウミウシは、一般に知られているウミウシとは少し異なり、
流れ藻に着いて浮遊生活をしているようです。早速、水槽で展示して
いきたいと思います。水槽の中でプカプカと浮かんでいる様子を、
是非見に来てください。（山羊座の都築）
※10月5日、死亡しました。
このシリーズでは、なかなか目には付きにくいが、面白い動きや、
ある時間帯でしか見ることができないような生き物を紹介していきたいと思います。
記念すべき第１回は、「トゲウミエラ」です。写真のように、魚のエラの様な形を
している生き物です。トゲウミエラは、日中は砂の中に潜って隠れています。
夕方近くになると、エサを食べるために、ニョキニョキと伸びてその姿を見せます。
伸びている様子を見ることができるのは、夕方の４時以降しかありません。
なかなか見ることのできないトゲウミエラを是非、見に来て下さいね。
ちなみに、トゲウミエラは、サンゴやクラゲ、イソギンチャクと同じ刺胞動物と
呼ばれる仲間です。
※生き物の状態によって、４時以降でも見ることができないことがあります。ご了承下さい。
（山羊座の都築）
先日ご紹介したトビエイの赤ちゃんですが、安定してエサを
食べるようになったので、いよいよお客様に披露することになりました。
しかし、親がいるペリー号の大水槽に移動するのは厳しいので、まずは、
シーパレスにある小さな水槽に移動をします。水槽には、トビエイの他に、
ドチザメやネコザメの赤ちゃんが展示されています。サメ・エイの幼稚園
と言ったところでしょうか…
今回移動するのは、生まれた６尾全てではなく、水槽があまり大きくないので
２尾だけです。小さな体で、大きく羽ばたくように泳ぐ姿を見に来て下さいね。
ちなみに、展示していない他の４尾も、順調に成長を続けています。（都築）
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PS
堀田です。先日２３歳の誕生日を迎える事ができましたが、
８月７日、「イルカに願いを！」企画で来館された安藤聖華さんの
ご家族にお花いただきました。
今までにお花をもらったことがなかったので、とてもうれしいです！
本当にありがとうございました。（堀田）
８月１日、アクアドーム・ペリー号の大水槽で、
６尾のトビエイの赤ちゃんが生まれました。
子どもは、２０㎝ほど（ヒレを拡げた大きさ）と小さいですが、
すでに大人と同じ形をしています。尾部の付け根には、
身を守るための立派なトゲも生えています。他の魚に負けない
ぐらい元気に泳いでいるのですが、エサを食べてくれるか
心配なため、しばらくの間は裏の予備槽で飼育したいと考えています。
餌を充分に食べられる様になり、大丈夫だと判断したら、
再び展示をしていきますので、その時まで、少し待っていてくださいね！
子どもは、見ることができませんが、子どもを産んでお腹が
ベッコリへこんだお母さんトビエイを見ることができますよ。
でも、産んだその日からエサをモグモグ食べているので、
数日中には元の体型に戻ってしまうかも…（都築）
