ちょっと前の話となってしまいますが、イルカ3頭の引っ越しが行われました。
引っ越しといってもどこか別の水族館へ行ったわけではなく、自然の入り江から
プールへ、又はその逆といった飼育場所の変更です。
イルカも人も安全な作業ができるように、実施時間は閉館時間から。イルカ担当者
以外にもアシカや魚類担当者の応援も来ての作業です。
バンドウイルカの「サーフ」がプールから自然の入り江に。バンドウイルカの「ハナ」
とハナゴンドウの「ハジメ」が、自然の入り江からプールへ移動となりました。
3頭共、今回が初めての移動ではありません。が、過去の移動回数は圧倒的に
「サーフ」が多く、担架に収容されて、クレーンでつられても
「あ、また移動ですか・・・。」とでも言っているような落ち着きぶり。
私たちにとっては、全く良いやつです。
「ハジメ」に関しては、サーフほどではないですがまあまあ落ち着いてました。
やや神経質な性格の「ハナ」は若干暴れて・・・性格がでますね。
移動の途中では3頭共健康チェックの為の採血も行われ、特に問題やアクシデント
もなくスムーズに引っ越しは終わりました。
今後「サーフ」は、自然の入り江でのショーを中心になって行ってもらうほかに、
来年また赤ちゃんイルカが見れるように、メスのイルカ達と交尾をしてもらう大切な仕事が。
「ハナ」と「ハジメ」はプールで新たな種目などを教えて、
11月20日から1月10日の土日祝日に行われるトワイライトイルカショーや
春休みに向け準備を始めます。
自然の入り江でのショーでは、サーフが戻った事で水中種目も復活!ショーに
ボリュームが出ましたし、プールでは今後の新しい展開のため動き始めています。
ショー後や空き時間に、調教も良く見られるようになるのでこちらもご覧下さい。
見方を変えると、案外ショーより面白かったりするかもしれません。(H,A34浅川)